1982年発表のプリンスブレイクのきっかけとなった「1999」。どぎついジャケットが目を引きますが、サウンドの方はこのアルバムで一応の完成を見たのではないでしょうか。一曲目の「1999」から二曲目の「Little Red Corvette」の繋がりがすごい。収録曲はどれも完成度が高く、プリンスの最高傑作に推す人も多いです。納得。発表当時はLP二枚組みでボリュームに圧倒されたものでした。最初から最後まで中だるみが全くないと言う点でもすごいです。
では、続けて「1999」と「Little Red Corvette」のPVをどうぞ。
1984年発表のプリンス大ブレイクのきっかけとなり、マイケル・ジャクソンの対抗馬とまで言われるまでスターダムにのしあげたのが「パープル・レイン」です。個人的には、売れすぎて何度も聞いたのであまり好きなアルバムではありません。とはいえ最初に買ったCDがこれだったりします。収録曲の「I Would Die 4 U」とかいいんですけど、アルバム全体としてはバンドサウンドが強すぎなのであまり好きではないです。
以下のPVは「I Would Die 4 U」のライブ映像ですが、ノリノリのプリンスが見れて微笑ましいです。
次に発表されたのが問題作「Around The World In A Day」です。前作・全々作でポップなロックスターになったのに対し、あえて売れ線でない作品をリリースしたことで賛否両論でした。当時は、ビートルズの「サージェント」になぞらえる評論家もいましたが、今聞くと結構80年代の音をしていて懐かしくなります。とはいえ収録曲は地味ながらもしっかりした曲が多く、個人的には前作よりも好きだったりします。
では、背景一面が紫でプリンスの衣装も紫でケバいPVの「Rasberry Berret」をどうぞ。曲はポップで聞きやすいです。
1986年に発表されたのが映画「アンダー・ザ・チェリー・ムーン」のサントラでもある「パレード」です。しかしこの人は映画が好きですね。全然ヒットしませんが。。。このアルバムでのサウンドでは音数を少なくしてよりファンク色が強いものとなっています。アレンジにあまり凝っていないので、今聞いても古さは感じさせません。収録曲ではやはりシングルカットされた「Kiss」「Mountains」の出来がいいです。
無人島に持っていくプリンスのアルバムを1枚選ぶとしたら、個人的にはこれを選びますね。
では、プリンスが上半身ハダカで踊りまくるエロいPVの「Kiss」をどうぞ。
バンド「レボリューションズ」を解散してソロ作品としてリリースされたのが「Sign of the Times」です。個人的にはこのアルバムをプリンスの最高傑作として推薦します。このアルバムでは当時プリンスの持っている音楽の引き出しをすべて使ったようなバラエティに富んだ曲が最初から最後まで目白押しです。アルバムの密度が高いので、体力のある時に聞くようにしないと、圧倒されてしまいます。
内省的な曲が多いアルバムですが、数少ないライブ向けのハジけた曲「U Got The Look」をどうぞ。
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