さて、このブログもついに今回で100回目を迎えることになりましたが、100回記念に何をやろうかと考え悩んだ結果、私の敬愛してやまないアーティスト/Stevie Wonderの名盤を紹介することとしました。
12歳からアーティスト活動を行っているのでアルバムも相当なボリュームになりますが、一生もの・墓場まで持って行ける名盤を厳選して紹介することとします。
まずは1972年の作品「Talking Book」。当時まだ珍しかった楽器Moogを駆使して「You Are The Suhshine Of My Life」といったバラードから、アップデッンポの「Superstition」までバラエティに富んだアルバムです。このアルバムの前のアルバム「心の詩」ではまだシンセサイザーを実験的に使ってる風ですが、このアルバムでは見事に使いこなしています。
以下のPVは、アルバムからのヒット曲「Superstition」のライブです。
次の作品「Innervisions」では何と言っても収録曲「Living For The City」が圧巻でしょう。これまで愛について歌ってきたスティービーが世の中の矛盾について問いかけた問題作です。その他の収録曲でも、最近カバーされることが多い「Don’t Worry ‘Bout A Thing」ではサルサを取り入れるなど、どん欲なまでにいろんなジャンルの音楽のごった煮となっています。
以下のPVは、アシッド・ジャズのバンド「Incognito」のカバーで有名曲になった「Don’t Worry Bout A Thing」です。
三部作の最後を飾るのが「First Finale」です。このアルバムは前2作と比べると若干地味な印象はありますが、タイトル通りスティービーの黄金期の最後を締めくくるにふさわしい落ち着いたものとなっています。
いよいよ渾身の大作「Songs In The Key Of Life」です。発表当時はまだアナログレコードの時代ですから、LP2枚とシングル1枚というプリンスもびっくりのボリュームでリリースされました。世間的にはこのアルバムがスティービーのピークと見られています。確かに、「Isn’t She Lovely?」や「I Wish」や「Sir Duke」などスティービーを代表するのにおかしくない代表曲のオンパレードですが、個人的にはいい曲とそうじゃない曲との落差があるのであまりすきではありません。とはいえ、一家に一枚「Songs In The Key Of Life」です。
アルバムには有名な曲がいっぱいありますが、何年かおきにCMで使われ続けている「Isn’t She Lovely?」をどうぞ。
力作「Journey Through The Secret Life Of Plants」のセールス・世評が芳しくないのを受けて急遽制作されたと思われるのが「Hotter Than July」です。このアルバムでは三部作の頃のキャッチーでわかりやすいスティービーが帰ってきました。名曲「Lately」収録という点でも目が離せません。
アルバムから、平井堅や久保田利伸などR&Bミュージシャンに多数カバーされてきた「Lately」を。
コメント
Unknown
スティービー・ワンダーを最初に意識していいなと思ったのは「アウトサイダー」の主題歌「ステイ・ゴールド」。なかなかオリジナル盤発売してくれなかった名曲。しゃーないからタイロン橋本のカバー買って我慢したなぁ。