コメディアンのふかわりょうはマルチな活動をやっていて、TVの報道バラエティ「5時に夢中!」やAbemaTVのMCをやったり、FMラジオでクラシック番組のMC、さらにミュージシャンとしてCDを何枚もリリースしています。
また、三宿のクラブで定期的にDJもやっていました(今もやってるかは不明)。
音楽のジャンル的には、Perfumeや中田ヤスタカのデジタルなポップス、FPMのようなお洒落なクラブサウンドです。
ROCKETMANでイチオシのアルバム
ROCKETMANのCDで一番完成度が高くおすすめなのは、「The Sound Of Musique」です。これより後のCDはクラシックを取り入れたり、聞いた感じが似た歌モノが多くなりますが、このアルバムの頃はミュージシャンとして最も勢いがあったと思います。
ここでアルバム収録曲のPVを載せようと思ったのですが、著作権的に大丈夫そうなのが見つからなかったので、配信限定シングルの「Happy End Of The World」を載せます。
以下、今までにリリースされたアルバムを紹介します。
フライング・ロケットマン(1998年リリース)
ほとんどがコントで曲は数曲といった、企画ものの色合いが強い、ファーストアルバムです。
YMOの増殖やスネークマンショーの同類です。
音楽は、ピチカート・ファイヴの小西康陽が担当していて、この頃はふかわは曲を作っていません。
くり返し聞くにはちょっとしんどいですが、ROCKETMANの1stとしておさえておきたいです。
ちなみに、このころは英語表記の「ROCKETMAN」ではなく、カタカナ表記の「ロケットマン」で、ふかわと小西の2人のユニット名でした。
ロケットマン・デラックス(2000年リリース)
これは聞いたことないので内容はわからないのですが、Amazonなどの情報を見ると前作と同様にコントと曲のミックスのようです。
愛と海と音楽と(2006年リリース)
このアルバムはよく聴きました。
前作までのコントは無し、アルバムの最初と最後に楠田枝里子(なるほど・ザ・ワールドでキンキンの横にいた女性)の短いセリフが入っているだけで、あとはすべて曲です。
しかも、このアルバムからふかわが作詞・作曲と演奏も行って、ふかわの才能が爆発しています!
ジャケットが表すように、アルバムのコンセプトは海辺のハッピーな音楽、といったところでしょうか。
何度聞いても飽きないアルバムで、イチオシの「The Sound Of Musique」と甲乙つけがたいです。
The Sound Of Musique(2007年リリース)
冒頭でイチオシして紹介しているので、省略します。
thank you for the music!(2010年リリース)
ベストアルバムですが、完成度高い!
全くの新曲は1曲目の「dancemusic」だけで、あとは今までのアルバムと、他アーティスト提供曲(鈴木亜美、コスメティックス)からの収録ですが、曲のつなぎが自然なので、気持ちよく最後まで聞けます。
ベストアルバムですが、寄せ集め臭くない、限りなくオリジナルアルバムのようなクオリティです。
恋ロマンティック!!(2012年リリース)
オリジナルアルバムとしては、前作の「The Sound Of Musique」から5年が経っていたので、久々の感じがあります。
このアルバムから雰囲気が変わって、従来の4つ打ちの軽快なクラブミュージックをメインとしつつも、1曲目がドビュッシーの「亜麻色の髪の乙女」のクラブバージョンで、最初聞いた時は意外性に驚きました。
それから、今までのアルバムでもゲストヴォーカルを迎えた歌ものもありましたが、このアルバムからは歌ものが目立つようになり、前作のアルバムからは「変わったな」という印象を持ちました。
Life Is Music(2013年リリース)
このアルバムは前作の「恋ロマンティック!!」から更に変わって、路線的には4つ打ちのクラブ・ミュージックというよりは、アンビエントなスローな曲が多くなっています。
更にこの頃は、ふかわりょうが2006年からJ-WAVEでやっていた土曜深夜(正確には日曜午前深夜)のラジオ番組「ROCKETMAN SHOW」で政治的な発言や特定の芸能人への批判が目に付くようになり、ラジオを愛聴していた者として「芸能界で干されないかな?大丈夫かな?」と心配したことを覚えています。
Life Is Music 2(2014年リリース)
このアルバムは聞いていないので、レビューは省略します。
Life Is Music 3(2015年リリース)
このアルバムも聞いていないので、レビューは省略します。
まとめ
どれか一枚だけ選べと言われたら、「The Sound Of Musique」
「The Sound Of Musique」が気に入ったら、「愛と海と音楽と」も系統が似ているので、強くオススメします。
あと、ベストアルバムですが、オリジナルアルバムのように新鮮な気持ちで聞ける「thank you for the music!」もオススメします。
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