母性あふれるシンガー・ソングライター 平松愛理

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世間では「部屋とYシャツと私」の一発屋と思われているかもしれませんが、平松さんはアルバムのクオリティーが高いので是非ともアルバムを聴いてほしいシンガーの一人です。子宮内膜症や乳がんなどの難病に何度も襲われて歌手生命はおろか生死の境をさまよった方です。また、神戸出身ということで阪神・淡路大震災の時には知人が被災するなどもしています。そのためでしょうか、初期の作品は働く女性の応援歌が多かったのですが、後になるほど母性にあふれた作品となってきます。

初期の作品の「MY DEAR」です。最初鳴かず飛ばずだったんですが、収録曲の「部屋と~」の大ヒットとともにあとからじわじわ売れた作品です。テーマは働く女性の応援歌。この頃は母性はあまりまだ感じられません。レコード会社ではおそらく勝負盤だったのでしょう、アレンジが異様に凝っています。

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一見地味ですが、私が一番好きな作品が「Redeem」です。アルバム全体を通して感じられるのは「落ち着き」です。前作が派手なアレンジだったのと比べると180度方向性が違います。このアルバムから母性を感じられるようになってきます。「母と子のクリスマス・イヴ」といったそれっぽい曲もあります。夜寝る前に聴くと非常に落ち着くのでたまに愛聴しています。

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「部屋とYシャツと私」の100万枚もの大ヒットの中鳴り物入りでリリースされたのが「一夜一代に夢見頃」です。当時はTVCMも大量に流されていてレコード会社もがんばっていました。収録曲もバラエティーに富んでいてアレンジも凝っています。一曲一曲のクオリティーは非常に高いのですが通して聴くと何となく物足りない気がします。このアルバムでは再び母性が影を潜めて働く女性の応援歌になっています。

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生死をさまようほどの難産を経験したり、阪神淡路大震災の後に発表されたアルバムが「Reborn」です。タイトル通り「再生」をテーマに彼女なりに生きることについて感じられたことをアルバムにまとめたものです。母性に満ちあふれたアルバムです。

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コメント

  1. ボスコ より:

    はじめまして。
    たしかに「素敵なルネサンス」あたりと「部屋とYシャツと私」ではずいぶん人生観に違いがあると思います。最近の彼女の曲は聴いていないのですがまた違うものがあるのでしょう。機会をつくって聴きたいものです。

  2. やま より:

    こちらこそはじめまして
    ボスコさんカキコありがとうございます。最近、最新作を聞いたのですが、非常に落ちついたいい感じの雰囲気のアルバムでした。おすすめです。

  3. ボスコ より:

    ごめんなさい。
    ダブってしまいました。よろしければ一つを取り消していただければ幸いです。

  4. 平松愛理チャリティーコンサート

    2005年7月の平松愛理チャリティーコンサートに関する告知を頂きました。

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