スティーリー・ダンはメンバーがドナルド・フェイゲンとウォルター・ベッカーのたった二人のユニットです。この二人がスタジオミュージシャンを駆使して編集に編集を重ねて作り上げた架空のバンドが「スティーリー・ダン」の実態です。サウンドの特徴は、アメリカ西海岸の様でもあり東海岸の様でもあり、はたまたヨーロッパのバンドの様でもあり、一言で言うと無国籍サウンドです。さらに曲の先の展開が読めない程の転調を繰り返しますが、あくまでもそこは自然に。
今まで10枚程のアルバムをこれまでにリリースしていますが、世間的に評価が高いものを2枚にしぼって紹介しましょう。まずは1977年リリースの「彩(エイジャ)」です。収録曲は少ないものの、緊迫したミュージシャンのプレイが楽しめます。タイトル曲の「彩」のドラムソロはすごいです。いいスピーカーで聴いてほしい名盤です。参加ミュージシャンはラリーカールトン、リー・リトナー、ジョー・サンプル、トム・スコット、エド・グリーン、他多数。
もう1枚は個人的に彼らの最高傑作と思う1980年リリースの「Gaucho」です。参加ミュージシャンがまたすごい。ランディ・ブレッカー / トム・スコット / パティ・オースティン / スティーヴ・ガッド / ジェフ・ポーカロといったジャズ・フュージョン界の大御所が総出です。サウンドは一聴すると前作よりも地味。しかし、繰り返し聞くことによってスルメのごとく味が出てきます。一生聴くことが出来る名盤の一つです。このアルバムでやりたいことをやりつくしたのか、20年程の沈黙期間に入ってしまいます。
コメント
はじめまして.
こんにちは.ジャズやフュージョンでブログを検索して,貴兄のブログにたどり着きました.私も初心者ながら,ジャズやフュージョンが好きで,もっと友達増やして交流を広めたいな~と思っております.よろしくお願いします.ドナルド・フェイゲンいいですね!
こちらこそ初めまして
shujiさん、コメントありがとうございます。私もジャズやフュージョンが好きなので、がんばってブログ更新して行きますので、時々遊びにきてください。
STEELY DAN / THE ROYAL SCAM
■今夜は友人が中国の友人を連れてきた。一番聞きたかったのはやっぱりあの事だった。「中国人は本当に日本人が嫌いなのか?」というあの疑問だ。彼は中国人と言っても先端技術を研究している、いわば中国人の中でもインテリ中のインテリなんだ。だから受け答えもしっかりし